エプシロンについて

ごあいさつ

エプシロン代表の川崎です。

私が「理科や算数を通して英語を教える」という考えに出会ったのは、STEAMやCLILという言葉がまだ一般的でなかった約20年近く前のことです。

当時、東京工業大学や東京大学に来ていたヨーロッパの奨学生が講師として教えてくれた時に大きなヒントをくれました。

理科の実験や算数の思考は、子どもたちの五感を刺激し自然と理解につながります。そこに英語が加わることで、その英語を「使う場面」が理解でき、その上で自分の言葉として使うようになります。

この「英語を使う目的がわかる学び」は、子どもたちにとって非常に効果的で、確かな成果を残しました。

算数や理科の言葉は生徒たちの実生活に結びついていて、その上日本の子どもたちは理数系に強いというのも大きなポイントです。lこのように日本人の生徒に自然科学を使って英語を教えることは理にかなっていることなのです。

私は今、この方法を多くの方に知っていただき、都市部・私立校と、地方・公立校との間にある英語教育格差を広げないために、日本人の先生方にも教えやすいような教材を開発し、またご家庭にもお届けできるようにオンライン講座をスタートいたしました。

子どもたちに必要なのは、単なる「英会話教育」ではなく、大切なのは自分の考えや理解を「伝える力」としての英語教育です。

また、言葉を補う手段は、ジェスチャーや絵、今ではAIなどさまざまありますが、聞いたことを正しく理解し、それを的確に「伝える」ためには思考力が必要なので母国語の土台は必須だと考えます。

母語である日本語を土台としながら、真に使える第二言語としての英語力を育む教育を進めてまいりたいと考えています。

将来、子どもたちが海外で経験を積み再び日本に戻り社会で活躍できるような、そんな学びの礎を築いていきたいと願っています。

エプシロン代表 川崎美智子

東京マリースクール校長
日本CLIL教育学会会員
国際教育研究所会員
元西町インターナショナルスクール教員
元東京都公立中学校国語科教員
著書『1+1で英語が伸びるドリル』(KADOKAWA、2019年)

これまでの活動実績

2007年
・「西町インターナショナルスクール」の教員2人と「週末だけのインターナショナルスクール」として土、日曜クラスをスタート。

2011年
・3月会社設立。
・英語塾のベッキー先生が、人気テレビ番組「世界一受けたい授業」(日本テレビ)に1年間出演。
・熊本県芦北町で、地元の子供たちと英語塾の生徒総勢30人による「英語で理科キャンプ」を実施。地元紙の熊本日日新聞にも記事が掲載される。
・埼玉県八潮市の市民祭りに呼ばれ、ブースが大好評に。

2013年
・イギリスの湖水地方で「イギリス理科キャンプ」を実施。Wi-fiも何もない環境でユースホステルの掃除を手伝うなど、内容はいわば「英語自立キャンプ」。

2014年
・川崎市にある桐光学園幼稚園部が「英語で理科、算数」のカリキュラムを採用。

2015年
・雑誌『プレジデントファミリー』(プレジデント社)で紹介される。

2016年
・熊本阿蘇地震復興支援事業の一環として、現地で英語授業を10回開催。

2017年
・成城中学校、赤坂小学校における派遣授業を実施。
・TSUTAYA、T-KIDS柏の葉教室で授業開始。

2018年
・麻布メソッド「Science」テキストブックが特許を取得。

2019年
・立命館小学校で放課後クラスを開始。
・T-KIDS梅田教室で授業開始。
・初級者用テキストブック『1+1で英語が伸びるドリル』がKADOKAWAより発行。つんくさんの推薦文つき。
・英語総合コンサルタント「E-epsilon(エプシロン)」設立。

2020年
・石巻小学校伝承歌「だるまの歌」を英語で作詞、編曲するプロジェクト開始。

メディア掲載

2021年8月
・『AERA English特別号 英語に強くなる小学校選ぶ2022』で紹介されました

朝日新聞出版発行のムック『AERA English特別号 英語に強くなる小学校選ぶ2022』の「インターナショナルスクールという選択」という特集でインタビュー記事が掲載されました。
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2015年2月
・『プレジデントFamily』2月23日号で紹介されました
「ユニーク授業で評判 巷で話題の個性派英語塾」という記事で英語塾のメソッドが紹介されました。
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2014年12月
・『プレジデント』12月29日号で紹介されました
「物語ではなく算数で英語を学ぶメリット」という記事で英語塾のテリー先生による講義が掲載されました。
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・『プレジデント』12月15日号で紹介されました
「『足し算』『引き算』を英語で何というか」という記事で英語塾のテア・マルコビッチ先生による講義が掲載されました。
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2014年11月
・産経新聞 11月19日号で紹介されました
「資格取得、算数・理科で…学び多様化」という記事で英語塾の取材記事が掲載されました。
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2014年6月
・『内外教育』(時事通信社)6月6日号に掲載されました
「英語教育は算数と理科で」という題で川崎が寄稿しました。
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2012年7月
・熊本日日新聞で紹介されました
熊本市国際交流会館で小学生を対象に開催した学習会について紹介されました。
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よくある質問

Q:日本人が英語ができないのはなぜ?
A:確かに構文上の違いがあるので、話すことに重点を置くと難しいこともあります。日本語は最後に結論が来る構文なので、最初に動詞が来て言い切ってしまう「英語の文化」に慣れていないからです。しかし、それと「できない」とは違います。
インター校に勤めていた時に気付いたのですが、幼稚園時にはほとんど英語をしゃべらなかった生徒でも、母国語の強い生徒は学年が上がるにつれ英語力も上がってきます。中学部で数学の賞をもらえる生徒たちの中には日本人やアジア系の生徒がたくさん含まれています。

Q:小さいうちから英語漬けにしないと話せるようにならないでしょうか?
A:確かに発音は小さいうちから聞かせたほうが良いことは事実です。しかし、人間としての感情や知恵が発達する時に、母国語以外の言語漬けにすると何かが欠けて成長することも考えられます。
話す内容を持った時、つまりしっかり自分自身で思考できるようになった時に話せるようになれば良いのではないでしょうか。

Q:日本人はプレゼンテーションやディベートが下手なのでしょうか?
A:これはそのとおりです。プレゼンテーションは大学生でさえも原稿をそのまま読んでいる場面が多く見受けられます。やはり学校教育においてもっとプレゼンテーションのメソッドを教える必要があるでしょう。しかし、ディベートは一度パターンを覚えればそんなに難しいことではなく、海外でも日常の中でディベートの機会は多くありませんので、体験しておくレベルで良いと思います。

Q:では、どうやって英語を学んでいけばいいのでしょうか?
A:モティベーションを持たせること。相手に正確に思いを伝え、理解してもらうという意識を日頃から持たせる訓練をさせること。そして少しずつでも毎日継続して行うことが大切です。